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経験者が答えた「終活にまつわるお金」の実際 かかった費用や資産運用を始めた金額は?

終活の範囲は幅広い。世の人々はどのような活動を「終活」だと認識しているのか。また、仮に終活を始めるとしても、荷物の整理やお墓の準備には何かとお金がかかる。親族がいる場合は相続も悩みの種だ。すでに終活を実践した人たちから学べることはないのか。終活をテーマにした最新の世論調査を題材に深堀する。

記事提供:Finasee(フィナシー)


終活で整理するのは「お金」「モノ」そ
して「情報」

世間で終活といえばどのような活動が思い浮かぶのか。今回参考にするのは女性誌「ハルメク」の発刊で知られる株式会社ハルメク・エイジマーケティング ハルメク生き方 上手研究所が50~79歳までの男女、合計2016人を対象に行った終活に関する意識調査だ。

調査ではまず、終活をどのようなものだと認識しているか質問を投げかけている。最も回答率が高いのは「金融口座・金融商品の整理」(42.3%)という結果に。次点は「家具や家の中の荷物整理・処分」(35.1%)だった。また、自分にもしものことがあった場合に、残された家族がさまざまな判断を下したり手続きを進めたりするために必要な情報を整理した覚書を意味するエンディングノートの認知度も決して低くはないようだ。「エンディングノートの記入」は(26.7%)で3位だった。

■「終活」の認識 (50〜79歳男女:2,016名(複数回答) 上位15位まで掲載).png


「就活」の認識_グラフ.png

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そのほかには「パソコン内やSNSなどのデータの整理・消去」(26.5%)、「インターネットやSNSなどデジタル関連の登録・加入サービスの情報整理」(22.7%)が20%を超えた。IT社会になり、お金やモノだけでなく、情報もまた生前に整理する対象となりつつあるのかもしれない。

気になるのは「お墓の整理・墓じまい」が前回から6.3ポイント増加(18.8%→25.1%)し「お墓の準備」(24.0%)を上回る割合になった点だ。同社の調査では近年の「〇〇じまいブーム」が背景にあるのではないかと分析している。

終活で平均1200万円超を資産運用に

終活を進めるにあたり、墓じまいや荷物の整理などでまとまったお金が必要になることもあるだろう。調査では回答者のうち終活を実施した888人に絞って「終活にかかった費用」についても質問している。その結果、終活にかかった費用の平均は約503万円だった。

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詳細を見ていこう。活動別で最も平均金額が大きいのは「投資信託、株式投資など資産運用をはじめる」で約1258万円だった。「終のすみかとして、自宅をリフォーム」(約757万円)、「不動産の整理・処分」(約470万円)が続く。同調査では、このような「どう生きるか」を見つめ直す動きとしての終活が、今後ますます注目されるのではないかと指摘している。

家族に残したいお金は平均で約2400万

自分の死後、家族にお金を残したいという人もいるだろう。調査では「死後にお金を残したい」と回答した727人に絞って、残したい金額についても質問している。回答結果の平均は約2400万円。最も割合の多い回答は「1000~2000万円未満」(27.6%)だった。細かく見ていくと最大値である「5000万円以上」は15.5%、対して最小値の「100万円未満」は7.8%という結果だった。

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<調査概要>
調査名:終活に関する意識・実態調査2025
調査主体:株式会社ハルメク・エイジマーケティング ハルメク 生きかた上手研究所
調査対象:全国50~79歳の男女2016人
調査期間:2025年2月14日~2025年2月17日

執筆者

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。