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【40代】老後の「生活資金源」ランキング!公的年金だけでは不安な現役世代は何に頼っているのか?

働き盛りの40代ですが、病気やケガなど健康問題に直面し、「老後も同じように働けるの?」「このままで老後資金は足りるのか」そう不安を抱く方もいるのではないでしょうか。世間の40代はどのような資金源に頼り老後生活を過ごそうと考えているのか。最新の世論調査から読み解いていきます。

記事提供:Finasee(フィナシー)


40代が予想する老後の
生活資金源ランキング

対象となる世論調査は5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)※です。同調査に寄せられた「老後における生活資金源」について、40代の回答を見ていきましょう。


※家計の金融行動に関する世論調査2023年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)

40代単身者で公的年金を抑えて
1位だった生活資金源

まずは単身者の回答からです。

グラフ (49).png

1位
就業による収入
53.7%
2位
公的年金
45.7%
3位
金融資産の取り崩し
24.4%
4位
企業年金、個人年金、保険金
23.5%
5位
国や市町村などからの公的援助
14.2%

40代単身者が見込む老後生活の資金源1位は「就業による収入」で約54%でした。昨今の公的年金制度への不安から年金一本では生活を維持できないと考える人が多いのかもしれません。また再雇用や定年延長など、老後も働くという選択肢が昔に比べて一般的になったことも背景にありそうです。

2位は「公的年金」で45.7%でした。3位は「金融資産の取り崩し」24.4%、4位「企業年金、個人年金、保険金の23.5%」が続きます。

単身者より「企業年金、個人年金、
保険」を頼みにする人が多い

次に二人以上世帯の回答を見ていきましょう。

グラフ (50).png

1位
就業による収入
60.7%
2位
公的年金
52.5%
3位
企業年金、個人年金、保険金
29.8%
4位
金融資産の取り崩し
24.0%
5位
利子配当所得
10.6%

40代二人以上世帯の老後生活の資金源は1位「就業による収入」で60.7%、2位は「公的年金」52.5%でした。3位は「企業年金、個人年金、保険金」29.8%、4位は「金融資産の取り崩し」24%。3位と4位は単身者と異なる結果になりました。「企業年金、個人年金、保険金」を頼りにしている夫婦が多いようです。

就業をメインにしつつ、
複数の資金源で老後生活を安定させよう

働き盛りの40代は老後の生活資金源として「就業による収入」を頼りにしている人が多いことが調査結果から分かりました。

とはいえ、突然の病気やケガなどで働けなくなる可能性もあるでしょう。資金源を一つに絞るのではなく「企業年金、個人年金、保険金」「利子配当所得」など複数確保することで、老後生活の安定を図ってはいかがでしょうか。


<調査概要> 
調査名:「家計の金融行動に関する世論調査2023年」(金融広報中央委員会)
調査時期:令和5年6月23日~7月5日
調査対象:【単身世帯】全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、【二人以上世帯】全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、【総世帯】令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表
調査方式:インターネットモニター調査

執筆者

Finasee編集部

「一億総資産形成時代、選択肢の多い老後を皆様に」をミッションに掲げるwebメディア。40~50代の資産形成層を主なターゲットとし、投資信託などの金融商品から、NISAや確定拠出年金といった制度、さらには金融業界の深掘り記事まで、多様化し、深化する資産形成・管理ニーズに合わせた記事を制作・編集している。