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世界経済・アメリカ経済は暴落するのか?

2024年1月より新NISA制度がスタートし、資産運用に興味を持ったり、資産運用を始めていたりしている人も増えているのではないでしょうか?
一方で、世間のニュースや評論家の中には、「世界経済は暴落する」「アメリカの経済はもうだめだ」などの主張もあり、資産運用を始めようと思っている人や、始めている人の中にも、そのような情報に対して不安を持っている人も多くいるのではないでしょうか?資産運用を始めてから、経済や株価が暴落したら、資産が減ってしまうかもしれないからです。
そこで、今回は、「世界経済・アメリカ経済・日本経済は暴落するのか?」について考えていきたいと思います。

1 経済と暴落について

「経済が暴落する」と簡単に使ってしまう言葉ですが、定義を考えてみましょう。
「経済」「暴落」とはどういうことなのかを定義付けるところからスタートしましょう。

1-1 経済状況を確認する指標

経済状況はいろいろな指標がありますが、この記事では、フローの指標である「GDP(国内総生産)」とストックの指標である「株価」に注目していきたいと思います。
 
・GDP(国内総生産)は、1年間の国内で生産された財(モノ)・サービスの付加価値の合計額です。1年間のフローを表すので家計に例えると年収(もしくは1年間でいくら支出をしたか)のイメージです。また、GDPの伸び率のことを経済成長率と言います。ですので、GDPを確認することで経済の成長の状況がわかると言えます。
 
・株価は、マイクロソフト、アップル、トヨタなどの個別の企業の株価ではなく、MSCIワールド指数(先進国全体)、S&P500指数(米国主要500社)、東証株価指数(TOPIX、日本株式全体)など全体を示す指数で確認していきます。これらの指数はその日のストック(資産)を表すので家計に例えると貯蓄(資産がのどくらいあるか)の合計額のイメージです。
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