私は、康平(コウヘイ:54歳)。家計の節約のため、スマホの乗り換えを考えています。格安SIMに替えると通信費が下がるそうですが、手続きなどが不安です。姪の知佳(チカ:26歳)が詳しいので、話を聞いてみることにしました。
このページの目次
家計の節約のコツとは?
格安SIMについて教えてくれないか?
でも、格安SIMに替えて通信費が下がるかどうかはスマホの使い方次第だよ。
他の節約よりは手軽にできると思ったんだが…。
家計の節約に詳しいならコツを教えてくれない?
固定費は毎月同じくらいの出費のこと。固定費は長期間変わらないことが多いから、時期を見て現状に合わせて調整していくと節約になるんだ。
さて、まずは格安SIMについて教えてくれる?具体的な節約のコツはその後説明するよ。
固定費を下げる方法①格安SIM
だから、通信費を減らすコツと、乗り換えるときの注意点を説明するね。
通信量が多い人は大手の制限なしの方が安い場合もあるよ。
でも、通信費が下がる人が多いと思う。
通信量って、契約した回線を使った分だから、Wi-Fiは含まれないの。家や会社でWi-Fiを使っていたら、対象になるのは、通勤時間の通信分くらいじゃないかな。
格安SIMの会社を選ぶときは何を基準にすればいい?
まずは、普段使っているサービスの関連会社。
例えば、動画配信サービスとか家のインターネット回線の会社とか。
関連会社で格安SIMを扱っている会社があるか調べてみて。
格安SIMとセットで月額利用料が安くなる場合があるよ。
2つ目は、今使っているスマホ会社のグループ会社。
大手もグループ会社で格安SIMを扱っているの。
グループ間の乗り換えキャンペーンを実施している会社もあるよ。
格安SIMに替えても、元の会社のオプションサービスが使える会社もあるし。
手続きは簡単?
乗り換え手続きが苦手なら、会社はそのままで通信量を絞るプランはどう?
今よりは通信費が安くなると思うし、窓口でも手続きできるよ。
あとは、使わないオプションやサブスクを解約するとか。
少し調べてみるよ、ありがとう。
固定費を下げる方法②保険
さっき、固定費をコントロールするのがコツって言っていたけど、具体的にどうするの?
基本的にはその考え方。対象になるのは、保険・住まい・サブスク、それに習い事など。
まずは保険から説明するよ。
親が私名義で契約していたような…。
なくてもいいなら解約した方が節約になるよ。
だから、他の方法でお金が準備できたり、心配事がなくなったりしたら解約しても大丈夫。
我が家は共働きだけど僕の収入の方が多いから、僕に何かあると子供の学費の支払が心配なんだ。
だから、学費がかかる時期に保険に加入することにしたんだ。
実際は、夫婦の病気も心配だから医療保険にも加入したけどね。
もし、貯金や投資で学費の準備ができたら心配事がなくなるから、学費用の保険は解約するつもり。
逆に子供が増えたら生活費や学費がもっとかかるだろうから、保険が足りるか確認する。
固定費を下げるポイント③住まいにかかる費用
家賃は変わらないんじゃない?
引っ越すのも1つの方法だぞ?
家族がいると、通勤や通学の影響も考えないといけないよね。
住まいの間取りにそれぞれ希望があるだろうし。
首都圏の1ルームだったら1駅違うだけで5,000円から1万円程度の差が出ることもあるんだ。
1人暮らしなら通勤時間があまり変わらない範囲で家賃が安いエリアを探してみてもいいんじゃないか。
次の更新の時期に合わせて探してみようかな。
それと、引越し業者の繁盛期を避けると、費用が安くなる場合があるよ。
返済中の住宅ローンを金利の低い会社で借り換えるわけ。
ただ、今は金利が上がっているから、効果が出るかどうか……。
借り換えに手数料などがかかるから、本当に出費が抑えられるか事前確認が必要だよ。
固定費を下げる方法④習い事や塾
習い事や塾も固定費になるから、やりたいことと費用のバランスが大事。
子供の場合は親のやらせたいこともあるだろうから、全部叶えると費用が大変なことになる場合も…。
学習塾は特別授業、芸術系の習い事は発表会や進級テストで追加費用がかかることもある。
ただ、生活を圧迫しているなら、取捨選択が必要だよね。
固定費をコントロールして家計の節約を
スマホの乗り換えを教えるつもりで来たけど、逆に色々教えてもらったね。
固定費が現状と合っているか確認するコツも教わったし、これで家計も管理できそう。
また何かあったらよろしくね。
執筆者
黒川 一美(MILIZE提携FPサテライト株式会社所属FP)
大学院修了後、IT業界でセールスエンジニア・営業企画として働き、出産を機に退職。
家計を守る立場になり、お金との向き合い方を見つけるためFP資格を取得。
現在は独立系FP法人であるFPサテライト株式会社所属FPとして活動中。
3人の子育て中の母でもある。