海外の金利状況や日銀の金融政策の影響等で「低金利時代もそろそろ終わり金利が上昇するのではないか?」と考えている人も増えてきているのではないでしょうか?金利の上昇は預金者等にとっては、利子が増えることとなり歓迎すべきことですが、住宅ローンを組んでいる人にとっては、利息負担やと返済額が増えてしまったりすることとなりデメリットが考えられます。
この記事では、金利上昇と住宅ローンの返済について解説しています。住宅ローンを組んでいる方、これから住宅ローンを組もうと思っている方はご一読いただければ幸いです。
1 金利上昇が住宅ローンに影響するのは、
変動金利で借りた人
金利が上昇すると変動金利型(又は固定金利期間選択型)の住宅ローンを組んでいる人は注意が必要です。
金利上昇により、借入金利が上昇し、利息負担が増えたり毎月の返済額が増えたりするからです。
変動金利型の住宅ローンの場合は半年ごと、固定金利期間選択型の住宅ローンの場合は固定金利期間終了後(例えばローンを組んでから3年後)に借り入れ金利の見直しがあります。
見直しにより、借入金利が高くなれば、利息負担や毎月の返済額が多くなり、借入金利が低くなれば、利息負担や毎月の返済額が少なくなります。
問題となるのは、金利上昇により、借り入れ金利が高くなった時です。
住宅ローンの種類
住宅ローンの金利タイプは3種類ありますが、金利上昇の問題となるのは変動金利タイプ(変動金利型、固定金利期間選択型)です。選んだローンのタイプによって、金利変更のタイミングや決定の要素が違います。
例えば、変動金利型の住宅ローンは短期金利の影響を大きく受けますので、短期金利が上昇すると住宅ローンの借入金利が上昇する可能性が高くなります。