みなさんは自分の未来を考えたことがありますか?今を生きるのに必死で、先のことなんて......と思うかもしれませんが、刻々と変化する時代だからこそ将来を考えることは大切です。
今話題の「ライフプランニング表」を使って、未来の自分のために何ができるかを考えてみましょう。
あなたは何歳で結婚しますか?住宅は購入しますか?老後はどんな生活をしたいですか?これらの答えは、十人十色です。まずは、自分の思い描く未来を自由に書き出しましょう。
それを実現するために大まかな費用を考え、いつ頃どのくらい必要なのかを明らかにするのがライフプランニング表です。
まずは、自分の将来について具体的な目標ができることです。自分が作成したライフプランを実現するための費用を明らかにすれば、そのために資産をどう形成していくかを考えることができます。
また、目標ができると貯金や節約もしやすくなるでしょう。たとえば人生でもっとも大きな買い物である「住宅」の購入も、いつ頃どんな家を手に入れたいかがはっきりすればモチベーションが上がります。
もしあなたに家族がいるなら、作成したライフプランニング表を共有しましょう。お金の話は家族でも切り出しにくいことがあります。ライフプランニング表を見ながら将来の話をすれば、具体的な目標や金額がわかりうまく話が進むかもしれません。
何より将来のお金に対する漠然とした不安を取りのぞけることは、大きなメリットです。
ライフイベント表は、自分や家族の今後の人生での大きなイベントを時系列で表したものです。現在の自分の年齢から1年ごとに区切り、結婚や出産、住宅の購入などをいつ頃おこなうのか記入します。家族がいる場合は家族の年齢も記入します。また、そのイベントにかかると予想される金額を概算で出しておきます。
キャッシュフロー表は、文字通りお金の流れを把握するために必要です。現在の収入や月々の支出、配偶者がいる場合はその収入、また現在の貯蓄額なども記入します。具体的な金額が必要なので、給与明細やねんきん定期便なども用意しておくとよいでしょう。
「何だか難しそうだな」と思ったあなた、大丈夫です。今は、さまざまなサイトでライフプラン表を簡単に作成できる無料のツールもあります。「ライフプランニング表」「ライフプラン表」と検索すると多くのサイトがヒットするので、まずはそれらを利用して簡単に作ってみましょう。
ライフプラン表は一度作ったら終わりというわけではありません。自分の年齢や家族構成によっても変化しますし、その通りに実行しなければならないというものでもありません。人生の節目と言われる大きなライフイベントの前には、作成し直しましょう。
未来の自分のために、ライフプランニング表を活用しましょう。きっと、あなたの道標になってくれると思います。
将来に不安を感じるのは、先が見えないからです。ライフプラン表を作成し、未来の自分に必要な金額や時期を明らかにすることで、その不安は少し解消されるでしょう。もし資金が足りないとなれば、節約や家計の見直しが必要かもしれません。まずは知ることから始めませんか。
参考:「便利ツールで家計をチェック」日本FP協会
「自分で描く未来予想図 ライフプランシミュレーション」全国銀行協会